2011年12月20日
弘誓寺(ぐぜいじ)☆
こんにちは 今日も雪が降りそうなくらい寒いです
金堂の景観の中で、重要な位置を占める弘誓寺の本堂
この本堂は、江戸時代の宝暦14年(1764)に建てられました
では、ひとつ前の本堂はどうなったのでしょう
実は、彦根市内にあります 稲里町の法輪寺という本願寺派の
お寺に、明和2年(1765)に移築されました
全体の大きさは、今の弘誓寺本堂の8分の1くらいでしょうか
いきさつを記した記録はありませんが、お寺に保管されている高欄
の擬宝珠に「寛永二十一年三月二十五日」 (寛永21年は西暦
1644年です。)
「江州神崎郡石畠 弘誓寺」と銘があります
内部の写真です
外陣まわりに角柱を用い、天井高が低いなど17世紀中期の真宗
本堂の感じがします 移築時に新しい彫刻が足されて、2つの
時期の特徴が混在しています
元弘誓寺の本堂が、今も彦根にあるとはビックリですね
金堂の先祖の皆さんがお参りしたはず
ちょっと足をのばして、法輪寺へもお参りしたいものですね
みのるかも
Posted by 金堂まちなみ保存会 at 19:00│Comments(0)
│金堂のようす