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2021年07月14日

もう、そろそろ梅雨明けでしょうか?



 今日の午後(2時~3時頃)は、久しぶりに激しい雷が鳴り、そろそろ梅雨明けなのかなぁ~と思いました。  

 ニイニイゼミ(かな?)(鳴き声はすれど、姿は見えず)も鳴き出しました。

 文月も、今日は14日となりましたが、今年の七夕は、天候に恵まれず彦星と織女の1年に一度のビッグイベントは、どんな様子だたのでしょうね。

 実は、私は、 就寝時によく、枕元にラヂオをおいて、NHKのラジオ深夜便を聞いています。 タイマーをセットして寝てしまっても良いようにして、聞いています。 面白い内容の時もありますが、朝までついていることも良くあります。
 先日その深夜便で、文月ということで七夕と万葉集の話がありました。 講師の先生によると、万葉集には、約130首の七夕の歌があるそうです。何首かを紹介されながら解釈をされていました。

 ちょっと興味が湧いたので、天候の悪かった今年のような様子の歌はあるだろうかとインターネットで調べてみましたので紹介します。

      
万代に照るべき月も雲隠り苦しきものぞ
逢はむと思へど
 
(原文)万世 可照月毛 雲隠 苦物叙 将相登雖念
 
作者 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
 
     よみ 万代(よろづよ)に、照るべき月(つき)も、雲隠(くもがく)り、苦しきものぞ、逢はむと思へど

 意味 いついつまでも照るはずの月(つき)も雲(くも)に隠れてしまって、苦しいことです。逢いたいと思うのに。 

 130首には、それぞれの作者の七夕に対する思いが読まれていることでしょう。 果たして、今年はどうであったのでしょうか?


 さて、先日、私は二人で、守山市にある近江妙蓮公園と草津市の水生植物園へ蓮とスイレンの花を見に行ってきました。

近江妙蓮の蕾です。

<近江妙蓮の蕾です。>

みごとに咲いている近江妙蓮の花です

<みごとな、近江妙蓮です>

 妙蓮は普通の蓮と大きく違った部分があります。蕾の状態の時は、普通の蓮と変わらないのですが、開花をするとその様子は全く異なります。
 開花した花は、開花が進むにつれその花弁は2千枚から6千枚ほどにもなるのです。

 「江源日記」によると、応永13年(1406年)、観音寺城の六角満高を経て足利義満に大日池の妙蓮が献上されています。この蓮が奇花であるとして、皇室にも献上されています。

 この妙蓮は何百年もの間、咲き続けたのですが、明治29年以降咲かなくなりました。 大賀一郎博士は、原因究明と対策の研究に取り組まれ、昭和38年の夏に、成果が現われ花が咲いて復活したのでした。 博士はこの蓮を、” 近江妙蓮 ” と読んだのでした。

公園の入り口には、歌碑が建っていました。

<公園入り口の、歌碑>

  いにしえの 人も愛でし妙蓮の 厳かにいま 蕾ほころぶ     しげお

近くの田圃に蒲の穂を見つけました

<近くの田圃に蒲の穂を見つけました>



 途中で食事をして、草津の水生植物園へ行きました。

水生植物園でまず目に入ったのは、ピンクの蓮の花

<水生植物園でまず目に入ったのは、ピンクの蓮の花>

 スイレン(睡蓮)と蓮との違いは、簡単に言ってしまうと、睡蓮は、水面に浮かんでいるように花が咲き、蓮は茎があり水面よりずっと高いところで花が咲きます。(これに当てはまらないものもあるようですが、葉の付き方等の判定方法で判断します)

真っ白いスイレンの花です

<真っ白いスイレンの花です>

水生植物園の睡蓮は、本当に綺麗です。

<水生植物園の睡蓮は、本当に綺麗です。>

これも睡蓮です。南方系に睡蓮は水面より高く咲きます

<南方系の睡蓮はこのように水面より高く花が咲きます>


最期にオニバスです。スイレン科の花です

<オニバスと名前がついていますが、睡蓮科です>


 今回は、金堂町を飛び出して蓮や睡蓮の花を訪ねてみました。
 弥生の森歴史公園には、2千年以上前の弥生時代の地層から見つかった種を育てて、復活させた古代のハスの「大賀ハス」があります。



金堂町にも、綺麗な蓮の花が咲きました。

<金堂町は淨栄寺でも綺麗な蓮が咲きました>

二年前に、自宅で咲いた睡蓮の花

<二年前に、自宅で咲いた睡蓮の花 >

 草津の水生植物園で買ったものですが、なかなか毎年咲くところまではいきません。




この美しい町並みを私たちは守ります。





歩みの遅い しゃくとりむし でした。


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Posted by 金堂まちなみ保存会 at 23:45│Comments(0)その他
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