2020年02月15日
近江商人屋敷の ” 商家に伝わるひな人形めぐり ” を紹介いたします。⑤
こんにちは!
令和2年の
" 商家に伝わるひな人形めぐり ”
が始まりました。何回かに分けて、会場をご案内致します。
きょうは、近江商人屋敷 藤井彦四郎 邸 を紹介いたします。

<藤井彦四郎邸は、マップ中の ◎ここです の所です>
藤井彦四郎は、三代目藤井善助の次男として生まれました。後に分家して藤井糸店を創業し、「鳳凰印の小町糸」の発売や「スキー毛糸」の製造を行なうなど、時代を敏感にとらえて一代で成功しました。
藤井彦四郎邸は、昭和9年に生家の隣に造営された別邸で、敷地面積8155㎡という広大なもので、敷地内には、彦四郎自身の構想による琵琶湖を模した池泉回遊式の庭園を設け、広い敷地には、主屋、客殿、洋館、土蔵等が立ち並んでいます。
迎賓館は、五個荘近江商人屋敷藤井彦四郎邸として名勝となっています。(客殿・洋館は県指定文化財、庭園は市指定名勝、そのほかは国登録文化財になっています)
また、藤井彦四郎は、商売だけではなく私財を投じて、地域の教育振興や文化の向上、社会福祉の増進等に関する事業への助成・補助を目的とした、公益財団法人藤井協成会を設立し、今日まで毎年、教育関係機関などへ要望に応じて寄贈を行っている。

<藤井彦四郎邸正面へと通じる入り口です >


<立派な門扉のある藤井彦四郎邸正面です>

<庭園の中央には、琵琶湖を模した大きな池が設えてあります>
今年の藤井彦四郎邸は、雛匠 東之湖 制作による「絆雛」と明治・大正・昭和に作られた段雛や平飾の内裏雛等が展示されています。この「絆雛」は、平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に起因する災害に、東之湖がいち早く復興支援と激励のためにと、平成24年から宮城県に贈られているひな人形のことです。地元の近江上布を使って作られた内裏雛様式のひな人形で、最初の平成24年作のものから、令和2年作のものまでが勢揃いしています。圧巻必見の展示ではないでしょうか。

<令和2年の「絆雛」です。>

<令和2年の「絆雛」の女雛>

<令和2年の「絆雛」の男雛>

<平成25年(左)と平成24年(右)の「絆雛」>
9組の総ての「絆雛」を是非とも、藤井彦四郎邸でじっくりと鑑賞してみてください。

<明治時代の内裏雛です>

<左から、大正、明治、昭和の各時代の段飾り雛です>

<最上段の男雛>

<最上段の女雛>
最上段の中央に位置する明治時代の内裏雛、時代を感じさせる立派な雛人形ですね。
雛匠 雛東之作の平飾の「清湖雛」と、明治・大正時代の「内裏雛」や「段飾り雛」が、揃って古い歴史を感じる室で鑑賞できる企画は素晴らしいですね。

<山小屋の内部は、彦四郎好みの立派な和洋折中の迎賓室になっています。 画像は、INから>

<昔、嘗て使われていた桶風呂>
屋敷内には、この他五個荘商人の歴史的資料や生活文化資料・民俗資料が沢山保存されていて展示もされています。
次回は、書道の殿堂 観峯館 のひな人形を紹介いたします。
歩みの遅い しゃくとりむし でした。
今年の春の若鯉審査会が行われました
金堂寿会新年総会が開催されました。
i獅子舞がやって来た 一月七日は人日 七草粥を食べましょう
令和7年も 正月三が日が過ぎて本格的に動きました
ぶらっとまちなみ美術館・博物館
地蔵盆
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