金堂まちなみ保存会

こんにちは　今日はポカポカ小春日和でしたね

さて、おもしろいものをご紹介します

 

生き活き館の前に、ドーンと舟が置いてありました

 

これは、今ではもう使われていない田舟です



旧能登川町では、各々の家の近くまで琵琶湖からの水路がひかれており、

収穫時にはお米や麦をこの田舟に載せて運搬していました　

ちょうど、現在の軽トラックのようなものです

現在では違った形で、金堂の至る所にこの舟を見ることが出来ます



そうです　

金堂の町並みにかかせない舟板塀は、この田舟の木を材料にしています



斜めに切り込みが入っているのは、舟の舳先の部分です



穴の部分には、釘が刺さっていました



ひし型の金具は、舟本来のものではなく、壁に取り付けるためのものです

昔の人は、使われなくなった木材を大切に再利用していたのですね

物があふれている現代の私達も、見習わなければいけませんね

    

新しい板には決して出せない、味わい深い温かさがあって、金堂の町並みを

より美しく見せているのです

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みのるカモ