文化審議会は、外村家住宅を重文指定に答申されました。
こんにちは!
<お隣さんの庭に咲く白い萩の花>
外村家住宅、国の重要文化財なるか!
文化審議会(会長佐藤信)は、令和4年10月12日(水)に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、1件の建造物を国宝に新規に指定し、9件の建造物を重要文化財に新規に指定することを文部科学大臣に答申しました。
この結果、官報告示を経て、国宝・重要文化財(建造物)は、2,557件、5,373棟(うち国宝230件、294棟を含む。)となる予定です
昨日(12日)
国の文化審議会は、
近江商人の本宅 外村家住宅 を国の重要文化財(建築物)に指定するよう文部科学省に答申しました。
今回指定されると、県内の重要文化財の建築物は189件になり、
金堂町では、弘誓寺に次いで2件目となります。
<今日の外村市郎家正面>
文化審議会はその答申で、次のように具体的に外村家住宅について説明がされています。
近江商人ゆかりの五個荘金堂を代表する近江商人の本宅(近代/住居)
外村家住宅 10棟
主屋、洋室、新座敷、湯殿、文庫蔵、新蔵、道具蔵、庭蔵、
漬物部屋、前蔵
所在地:滋賀県東近江市 所有者:外市株式会社
外村家住宅は、重要伝統的建造物群保存地区・東近江市五個荘金堂内、重要文化財・弘誓寺の東向かいに位置する。
主屋は明治前期の建築で、堅実な作りながら、2階に座敷を配する等、近
代的な展開をみせる。
新座敷は昭和9年の建築で、京都の三上吉兵衛の手になる続き間座敷と茶室からなり、良材を使用した上質な接客空間を持つ。
近世後期に定型化した近江商人本宅の形式を引き継ぎつつ、昭和前期に洋室や新座敷を増築した質の高い近代和風住宅として評価できる。
江戸時代末からの歴史を持つ宅地と附属屋をあわせて保存をはかる。
○指定基準=流派的又は地方的特色において顕著なもの
待ちに待った、国の重要文化財指定となるようですが、金堂まちなみ保存会としても、重要伝統的建造物群保存地区選定25周年を明年令和5年に控え喜びもひと言ったたところです。官報告示を経て、国宝・重要文化財(建造物)となる日を待ちたいと思います。
<外村家住宅(写真下部)と弘誓寺(上部)航空写真>
錦鯉の泳ぐ天保川を挟んで写真上部に弘誓寺、下部に外村家の国指定重要文化財となることになる。
<10月23日に開催されるコスモス交流会会場のコスモスの花>
この
10月23日(日)に、金堂町庵の後地先、
さくらんぼ幼児園前の田圃では、今年も金堂農水環境保全協議会主催の
コスモス交流会 が開催されます。
時間は、午後1半から3時半頃までです。
内容は、 ① イモ堀り、枝豆採りの体験
② 寿会、子ども会限定のコスモス園迷路での宝探し
③ ヤキ芋の試食等が予定されています。
子どもさんからお年寄りまで、ご家族ご一緒でご参加をどうぞ。 秋空の素晴らしいお天気になると良いですね。
この美しい町並みを私たちは守ります.
歩みの遅い しゃくとりむし でした。
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